中国・新疆の暴動、死者140人に 828人負傷 新華社など
【北京=尾崎実】中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日夜に発生した暴動で、国営の新華社などは6日、少なくとも住民ら140人が死亡、828人が負傷したと報じた。暴動は同市中心部で発生しており、多数の商店や車両が放火、破壊されるなどの被害が出た。
新華社は、亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」(本部・ミュンヘン)がインターネットなどを使って「勇気を持て」などと暴動を扇動したと指摘した。
中国当局は国外からの指揮を受け、国内の組織が実行した暴力犯罪と判断。中国は10月に建国60周年の記念式典を控えており、事態を重視した中国指導部は今後、同自治区を中心に国内の引き締めを一層強化するとみられる。<日経>
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090706AT3K0600B06072009.html
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中華人民共和国建国以来、軍事力・核戦力の最大化が国益を拡大させると云う国家戦略は、アヘン戦争以来、中華が失い続けてきた領土、国益等の歴史的敗北を考えれば中共としては当然の選択なのかもしれない。しかし、それらを支える経済力は自国民(農民工)や他民族ウイグル人の労働搾取から生産され、それら商品を世界に輸出し得られた外貨で各国の技術資産を買収、天然資源を買い漁り、発展途上国支援と称して農工民をアフリカに送り込むなど、新植民地政策を実施している。
欧州、アメリカ等も例外ではなく中国人がその国で増殖し地元産業を破壊し、人民の搾取から生まれた商品は世界の経済秩序すら破壊する。
国家戦略の達成のためであれば人権問題、国家的倫理感など中共には存在しない。
「東トルキスタン」「チベット」の傀儡化、他民族同化政策、暴力による圧制、ウイグル人伝統文化・言語の破壊と沿岸地域への強制低賃金労働、ウイグルの天然資源の略奪と環境破壊など、世界の非難をも厭わない独裁国家中国の恐ろしさ・異常性はウイグル人、チベット虐殺に集約している。暴動は他民族の尊厳・人権を奪う政策こそが根本的な原因ではあるが、人権問題にうるさい国々も中国経済に依存している現状では非難も形だけのものになる可能性が高い。
組織的な人権侵害・虐殺が中国で行われている以上、国連人権理事会の俎上に上るよう図らなければ日本としてのプレゼンスも保たれなしこの問題を看過してはならない。
直接的、間接的にしろ日本が中共の国家戦略に組み込まれないと考える輩は、よほどの精神的貧困者かノンポリくらいなものだ。現実に「東トルキスタン」「チベット」同化政策、虐殺等が行われ、手段をも厭わない中共の醜悪さの現実を見ればリベラルな思考・友愛などはこの侵略国家に対して通用しないことが分かる。リベラルな対応などはその国に利用されるだけであるし、どこかの政党のように友愛が通用するなら紛争など起こりようがない。
日本と中華は絶対的に意志の疎通は出来ないと云うことを前提にしなければ、「東アジア共同体」等によって中共に組み込まれることは実際に起こりえるのではないか。アメリカが衰退し、グローバル化による人、物、資本の移動で泣くのは日本人と云うことにならないよう、あらためて「生態史観」を見直すことは現状の日本に於いては必要なことではないかと思う。
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下記、鈴木宗男氏の質問「ウイグル民族独立運動に関する質問主意書」にあるように、日本政府は人民の自決権を尊重するが、「新疆ウイグル自治区は中華人民共和国の自治区である」と定義し、民族弾圧が行われようが中国政府に対して内政干渉する立場にはないと云うことだ。
■鈴木宗男氏(質問主意書)
平成十八年一月二十三日提出
質問第九号
ウイグル民族独立運動に関する質問主意書
一 民族自決権の定義如何。
二 日本政府の民族自決権に対する基本的立場はどのようなものか。
三 中華人民共和国の新疆ウイグル自治区においては、以前よりウイグル民族独立運動が展開されていると承知する。中華人民共和国政府はウイグル民族主義者に対する弾圧を強化しているが、本件について日本政府はどのような立場をとっているか。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a164009.htm
政府見解
一について
いわゆる民族自決権については、確立された一般的な定義があるわけではないが、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(昭和五十四年条約第六 号。以下「社会権規約」という。)第一条1及び市民的及び政治的権利に関する国際規約(昭和五十四年条約第七号。以下「自由権規約」という。)第一条1に おいては、人民の自決の権利(以下「人民の自決の権利」という。)に基づき、すべての人民は、政治的地位を自由に決定し並びにその経済的、社会的及び文化 的発展を自由に追求する旨が規定されている。
二について
我が国は、社会権規約及び自由権規約を締結しており、政府としては、人民の自決の権利は尊重されるべきであると考えている。
三について
政府としては、新疆ウイグル自治区は中華人民共和国の自治区であると認識している。中華人民共和国政府は、同自治区において、テロ及び破壊行為を防止する措置を強化している旨表明しているが、政府としても関心を持って注目している。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b164009.htm
平成21年7月22日に行われた日中外相会談(中曽根)に於いても同様だ。
(3)新疆ウイグル自治区での事案
(イ)楊部長から、本件は内外の分裂主義者が行った計画的・組織的な犯罪である、中国側は法に基づいて対処してきており、多くの死傷者が出ているが、状況は落ち着いてきている等の説明があった。
(ロ)中曽根大臣から、多数の死傷者が出たことについて懸念を示すとともに、平和的な解決を望んでおり、事態を注視している旨述べた。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_nakasone/asean_09/jcn_gk.html
中国政府による民族浄化・虐殺が行われているにも拘らず、「懸念」「遺憾」と云うチープな言葉は結果、中共に虐殺の免罪符を与えることにも等しく、日本政府は中国国内の政治状況・国内事情を勘案する前に国連人権理事会の「調査」権限に法的拘束力を持たせる努力でもしたら如何か。前近代的国家中国は国際機関の要請すら無視し、国際社会をプロパガンダで欺くことは国際人権メンバーとしてふさわしいことなのか。
中国政府は「経済的・社会的及び文化的権利に関する国際規約」に2001年には批准はしたものの、今もって「自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約」=国際人権B規約に批准していない。
この「国際人権B規約」は人権に拘るもっとも基本的なものであり、宗教の自由、表現の自由、身体の自由、集会・結社の自由、移動の自由、参政権等で構成される。
中共による手段を選ばぬ東トルキスタン、チベット等に対する統治実態は弾圧、拷問・投獄・強制労働・強制移動、文化・宗教破壊などをはじめ、新疆で行われたウイグル人虐殺など民族浄化政策が平然と行われている。
この国際規約を批准出来ない多くの理由は、現在に於いても上記の人権侵害・民族浄化政策が行われていると云うことであり、中国が人権侵害に拘る全ての事柄に関与している証左ではないか。
国際人権B規約を中国共産党に批准させなければ、今後も同様な民族浄化政策がテロリズムと云う名の下で行われる。
経済成長により中国の民主化が進むなどとする考えは裏切られるどころか、軍事の強大化によって日本国の脅威となっており、日本政府は少なくとも言論の自由、結社の自由を中共に認めさせるよう国際社会に訴え、一党独裁政治を内側から破壊しなければ日本にとっての国益とはならない。日本政府は気概を持って政治を行っていただきたい。
中国政府は速やかに国連人権弁務官からの「調査」を受け入れ真実を公表すると共に、国際人権B規約を批准しなければならない。
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<ウイグル関連記事>
■王楽泉を含む8人の独裁者が国際指名手配の対象に Friday,May 08,2009
スペインのバルセロナに本部を置くチベット応援団体の訴えを受け、 5月5日にスペイン最高裁のペドラズ判事が中国の 独裁者8人を人類に対する犯罪容疑で裁判に呼ぶことを発表した。 この8人の中には、チベット自治区党委員会書記の張慶黎とウイグル自治区党委員会書記の王楽泉が含まれている。
スペイン最高裁のペドラズ判事が中国の独裁者8人に対して人類に対する犯罪容疑で国際指名手配の手続きをとったことは、5月6日に中国の司法当局に正式に通知された。
以前、スペイン司法当局がチリのピノチェト元大統領を人類に対する犯罪容疑で国際指名手配にし、この国際指名手配によってピノチェト元大統領が1996年にロンドンで逮捕されたこ とがあった。
世界ウイグル会議スポークスマンのデリシャット・レシット氏は、スペイン最高裁の行動を歓迎するとした上で、中国政府が人類に対する犯罪をチベットだけではなくウイ グルでも数多く犯しており、ウイグル領土では王楽泉が長年にわたってそれに指導してきたと主張した。
一方で、中国外交部の馬朝旭報道官は、5月7日の記者会見でスペイン当局に抗議した。
http://www.uyghurcongress.org/jp/News.asp?ItemID=1241778468
■スウェーデン、亡命ウイグル人へのスパイ活動で中国外交官を追放 2009.6.25
米国のラジオ・フリー・アジア(電子版)は25日までに、亡命ウイグル人に対する違法なスパイ活動にかかわったとして、スウェーデン政府が同国駐在 の中国外交官を追放したと伝えた。中国政府も報復措置として駐中国のスウェーデン人外交官1人を追放したという。中国外務省は「承知していない」とし、報 道を確認していない。
報道によると、スウェーデン警察は6月4日、スウェーデンの亡命ウイグル人社会でスパイ活動をしていたとして、同国籍の亡命ウイグル人男性(61)を拘束。男性は中国の新疆ウイグル自治区の海外独立派組織、世界ウイグル会議にも参加していた。
中国外交官は、この男性を通じてウイグル人の活動情報を収集していたとみられる。
(MSN産経ニュース・共同通信)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090625/erp0906251231004-n1.htm
■中国政府、ウイグル旧市街地の撤去強行 「文化破壊」と住民反発 2009.05.28
<抜粋>
ウイグルは20世紀初めに2回独立しているが、1949年に中国に併合され現在に至っている。中国のウイグル弾圧は悪名高い。人権団体のヒューマン ライツウォッチが2005年にまとめた報告書によると、ウイグル人の大半はイスラム教徒だが、18歳になるまでモスク(礼拝所)への立ち入りが禁止されて いる。若者への布教やイスラム教育を阻むのが狙いだ。
教師はひげを伸ばすことができず、女性は公共の場所ではヒジャブ(スカーフ)をかぶることができない。漢族の人口は1949年当時は6.7%だった が、攻撃的な移住政策で現在は40%以上に増え、ウイグルの民族コミュニティーを脅かしている。分離独立運動は「テロリズム」と規定され、弾圧対象となっ ている。
中国の市民団体「北京文化保護センター」は「カシュガルの(旧市街地)撤去計画は文化的、歴史的な角度から見て愚かなことで、ウイグル人の立場から見れば残忍なことだ」と批判した。
北京師範大の呉殿廷教授(地域開発学)はワシントン・ポストに対し、「ウイグル文化が宿る家々が破壊されれば、ウイグル民族の文化も同時に崩壊する」と警告した。
http://www.chosunonline.com/news/20090528000041
http://www.chosunonline.com/news/20090528000042
2009.7.30 12:07
【ウイグル暴動】1万人不明説、国連総長「調査の必要ある」
国連の潘基文事務総長は29日の記者会見で、中国新疆ウイグル自治区のウルムチ大規模暴動で約1万人が行方不明になっているとの説について「そうした情報は得ていないが、正確な状況をつかまなければならない」と強調、調査の必要があるとの見方を示した。国連が調査委員会を設立するかどうかは明言しなかった。
1万人不明説は、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長が29日に東京都内で行った記者会見で主張。暴動の死者は197人とする公式発表について実際にはその何倍ものウイグル族が殺害されているとし、中国は国連による調査団を受け入れるべきだと訴えた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090730/chn0907301209004-n1.htm
2009.7.29 21:06
ウルムチ暴動の真相究明を 亡命ウイグル人組織のカーディル議長
在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は29日、都内で産経新聞のインタビュー応じ、中国・新疆ウイグル自治区ウルムチで起きた暴動について「(中国政府は)一般市民の生活を一夜で奪い、平和的なデモを暴動にすり替えた。責任は中国政府にある」と批判。今後、国連などに働きかけ、事件の真相究明へ向けた調査の実現を目指していく考えを強調した。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090729/chn0907292118008-n1.htm
2009.7.21
ウイグル事件を受けて、緊急アピール 国家基本問題研究所
国家基本問題研究所は平成21年7月21日、多数の死者が出たウイグル事件を受けて、以下の緊急アピールを発表しました。
国連調査団を派遣せよ
=ウイグル事件で沈黙は不可解―国基研が緊急アピール=
http://jinf.jp/suggestion/archives/1213
2009.7.7 12:29
ウイグル暴動 河村長官が遺憾と懸念表明
市民と当局の衝突で多数の死傷者が出ており非常に遺憾だ。状況を懸念している。事態の推移を注視している」と述べた。
2009.7.7
民主党 「中国政府は人権、人命の尊重を」鳩山代表、ウイグル暴動で
「同じアジアの人間として心から胸が痛む思いだ。中国政府は 人権、人命の尊重に力を注いでいただきたい」と述べた。
2007.12.6 01:38
民主前議員らの「ウイグル勉強会」小沢氏訪中直前に中止
中国の少数民族・ウイグル人の人権活動家による勉強会が急遽(きゆうきよ)中止されていたことが5日、分かった。6日から小沢一郎代表ら同党議員団による 中国訪問を控えており、複数の同党議員は「中国当局が党幹部に中止を要請したからだ」と証言している。
中国は平成13年、自民、民主両党議員らによる「チベット問題を考える議員連盟」のメンバーに対し、「活動をやめないと所属政党の幹部が訪中した際、中国政府要人に会えなくなる」と働き掛けていたことが明らかになっている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071206/stt0712060138000-n1.htm
2009.7.7 20:00
ウイグル暴動 国連人権弁務官が「透明で独立した調査」要求
ピレイ国連人権高等弁務官は7日、中国新疆ウイグル自治区の暴動で多数が死傷したことについて「透明で独立した立場か らの調査を求める」とする談話を発表した。
高等弁務官は「暴動の原因や、千人に上る死傷者が出るまでエスカレートした理由」を調査によっ て明らかにすることが、関係当事者間に「信頼を生み出す上で不可欠だ」と指摘。これ以上の犠牲が出ないよう、ウイグル族、漢民族双方の指導者と中国当局に 「強い自制」を求めた。
また、当局に拘束された人々が、中国の国内法と国際人権法の基準に照らして「適切に処遇されるべきだ」と強調し た。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090707/chn0907072001012-n1.htm
http://www.unhchr.ch/huricane/huricane.nsf/view01/A68FC9CB71EE91FFC12575EC003666A6?opendocument
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■世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/News.asp?ItemID=1246849507
■日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org/urumqi_090705.html
■UYGHUR AMERICAN ASSOCIATION
http://www.uyghuramerican.org/forum/showthread.php?t=15343
http://www.uyghuramerican.org//articles/3103/1/Protest-in-Urumchi-violently-suppressed-by-Chinese-government-forces/index.html
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An eye for an eye, a tooth for a tooth.
by reconstruire
衆院選惨敗を総括・分析し自民…